お酒は太る!?のわかりやすい仕組み

カラダコラム

私もお酒が好きで普段からよく飲みますが、お酒の飲み過ぎは太る原因になりますので、ダイエット中の方は注意しましょう。

ズバリ!太るお酒とは!?

ビール腹や酒太りという言葉がある通り、実際に太りやすい種類のお酒があります。
それは「醸造酒」。

醸造酒ってナニ!?
穀物や果実を原料に、それらに含まれているデンプンや糖を、酵母菌を使って発酵させた飲み物。
原料を発酵させたあとは、複雑な工程を経ず、そのまま飲むことができます。
いわゆる、ビール・日本酒・ワインが、醸造酒にあたります。

なぜ醸造酒が太るのか!?
それは、糖質が含まれているから。
特に、お酒の飲むのは夜が多いですよね。
夜は副交感神経が優位になりカラダの代謝がゆるやかなので、醸造酒を飲むと吸収した糖質がエネルギーとして消費されずに脂肪細胞に取り込まれて肥満の原因になります。

ただ、実際のところ醸造酒の100gあたりの糖質量は食べ物と比べるとそれほど高くありません。

醸造酒に含まれる糖質量

日本食品標準成分表2015年

もちろん飲み過ぎは論外ですが、醸造酒をたしなむ程度であれば、太るということはまずないと考えられます。
では、お酒が太ると言われる本当の理由は何でしょうか。

お酒が太る本当の理由

お酒を飲むことで太ってしまう一番の要因は、アルコールが体内に入ると肝臓の仕事を邪魔してしまう事にあります。
まず、体内で吸収されたアルコールが肝臓に入ると、肝臓はアルコールの解毒作業を最優先に行います。
それは、アルコールに含まれるアセトアルデヒドという発がん性物質を、そのまま血液に送り込んでは危険だからです。
解毒作業の間、肝臓は糖質を分解してできたブドウ糖を血液に送り出すという、本来の大切な仕事をストップせざるを得ません。
ちなみにお酒を飲むと顔が赤くなることがありますよね。
あれは発がん性物質のアセトアルデヒドが血液に送り込まれて血管が拡張している状態で、アルコールを分解する酵素のはたらきが弱くなっている証拠です。

血液に乗れなかったブドウ糖はどうなるの!?
残念ながら、行き場をなくしたブドウ糖は脂肪細胞に取り込まれて蓄積してしまいます。
肝臓が解毒作業を優先するので、糖質がエネルギーとして消費されにくくなるわけです。
これは、先ほど触れた夜に糖質をとり過ぎると太る理屈と同じ。
お酒自体に含まれている糖質はそれほど高くなくても、お酒を飲むと糖代謝が悪くなるので太りやすくなる。
その原理のもと、特に注意したいのが、お酒と共に味わう食べ物のこと。
夜にお酒を飲み、糖代謝が悪い状態で糖質の高い食べ物を食べるとどうなるか。
もうおわかりですよね。
お酒を飲むときは糖質の低いおつまみを意識して食べましょう。

それだけではありません。
肝臓は通常、体脂肪を燃焼させて体温をつくるのですが、アルコールが入ると解毒作業でたくさんの熱が発生するので、本来燃焼するはずだった体脂肪がそのまま体内に残ってしまいます。
糖質だけでなく、脂質の代謝も悪くなるわけです。
結果、食べる量が普通でもお酒の量が増えると太りやすい、となるわけです。

太らないお酒はあるの?

お酒が太る理由は肝臓に負担がかかることですが、糖質を含まないお酒と糖質の低い食べ物でを合わせることで、ある程度の肥満対策をすることができます。
糖質を含まないお酒、それは「蒸留酒」。

蒸留酒ってナニ!?
醸造酒を蒸留して作られるお酒のこと。
例えば、ホップなしのビールを蒸留したウイスキー、ワインを蒸留したブランデー、日本酒を蒸留した米焼酎などが蒸留酒になります。
水よりも低い沸点のアルコールを気化させたものを冷やして液化することで、もとの醸造酒よりもアルコール度数が高くなります。
蒸留酒は糖質こそ含まれていませんが、アルコール度数が高いので、その分肝臓への負担も大きくなりますので、必ず薄めて飲みましょう。

まとめ

お酒はどんな種類を飲むにせよほどほどにすることが大切ですが、何も悪いことばかりではありません。
アルコールにはストレスを軽減する効果があり、焼酎には1日100ml程度であれば血液サラサラ効果もあります。
ビールと日本酒の飲み過ぎには特に注意する。
蒸留酒は必ず薄めて飲む。
お酒を飲むときは糖質の高い食べ物を控える。
最低限、この3つは守りながらお酒を楽しめば肥満対策ができるでしょう。

お酒を飲むとビタミンB1が奪われ、アルコール分解にはミネラルが必要なので、豚肉料理、お刺身、魚介類、酢の物などを合わせて食べるのがおすすめです。



おとな食堂オリジナル健やか惣菜セット

料理研究家川上晶也オリジナル開発お惣菜セット新発売!

《化学調味料・保存料・着色料無添加》   

味のこだわり・原材料のこだわり
特殊製法でつくる自家製の昆布と鰹だしを使用し、砂糖や塩分を最小限に抑えながら、しっかりと食べ応えのある風味豊かな味に仕上げています。また、国産の食材にこだわり、化学調味料、保存料、着色料などを一切使わず手づくりで仕上げています。惣菜づくりに使用する調味料も原材料から製法まで吟味し、厳選したものだけを使用しています。



ブログ筆者/川上晶也

ブログ筆者/川上晶也

大阪の料理研究家。健康料理家。料理研究所『おとな食堂®』代表。著書『川上晶也のコロナに負けない健康レシピ手帖』(徳間書店)他、全10タイトル。

関連記事

新着記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

TOP